心の学び 恋愛・パートナーシップ

別れ方が8割

こんにちは

村松いさおです。

 

秋分も過ぎ、そろそろ朝晩は肌寒くなってきましたね。そういえばブドウの収穫もそろそろ終わりかと思いながら、今年の出来不出来はどうだったのか、ワイン産地からの報告が楽しみになってきました。

 

 

さて、最近、ちょくちょくパートナーシップのご相談をいただくようになりまして、その中で「別れ話」や「復縁」に関するご相談もいただくことがあります。

その際、クライアントさんにお伝えしていることがあるのですが、とても大事なお話だと思ったので、読者の皆様にお伝えしようと思いました。

自己肯定感とは、あまり関係がないですが・・・・・。
今日はそんなお話。

 

 

 

「別れ方が、めちゃくちゃ大事ですよ」というお話をさせていただいています。

 

別れを告げる方=「振る側」は、相当に考えて、悩んで、覚悟を決めて別れを切り出すことが多いので、特に問題ないのですが、いや、本当はあるっちゃあるんですが(どっちだ)、別れを告げられる方=「振られる側」は、(予想している予想してないはともかく)、まさに驚き、驚天動地、寝耳に水なわけでして。

 

相手に愛情がある分だけ、そして今が幸せな分だけ、なんとかその関係性を崩さまいと、色々引き止めてしまいます。

(うわー、書いてて、色々蘇ってきたわー。痛いわー)

 

泣いたり
すがったり
脅したり
説得したり
叫んだり
迫ったり
しつこく鬼電・鬼ラインしたり
手紙を書いてみたり
相手の家に行ってみたり

 
などなど。

色々なことをして、なんとか元に関係になろうとしてしまいますよね・・・・
(上の内のいくつかは、僕もやらかしたのは、苦くて酸っぱい思い出。)

 

ついには、大げんかになったりだとか、ストーカー行為にまで発展したりだとか、脅迫めいたことにまでなったり、警察沙汰にまでなってしまうことも、多々あると思います。

 

その気持ちは、「ほぼ振られる側パターン」の僕としては、痛いほどよくわかるのですが、僕からお伝えしたいことは

 

「別れ際は、さっさとキレイに終わらせた方が良い」

 

ということです。

 

これ、特に「復縁」を意識している方には、注意してもらいたい部分。

え?復縁したいのに、別れを勧めるって、どういうこと?

 

「振る」お相手側の立場になってみるとよくわかるのですが、「パータトナーシップの解消」を持ち出すということは、あなたとの関係が「遊び」や「その時だけ」ならともかく、真剣であれば真剣であったほど、お相手もあなたと、そのパートナーシップに対して、めちゃくちゃ考えて、悩んで、不安と覚悟をもって切り出しています。 (振る側が女性であれば、特にです)

 

その覚悟を覆すのは、容易ではありません。

(逆に言えば、それが容易に覆せるならば、別に本気で別れたいという訳ではなかった可能性もあります)

 

で、あれば、ここはグッとこらえて、お相手に楽しかったことや嬉しかったこと、これまで一緒にいてくれたことへの感謝や賛辞を伝えて、さっさとお別れを承諾するのが良いと思います。

ツライけど!

大切なことなので、もう一度言います。

ツライけど!

 

どういうことか?

 

 

人は、過去の経験や出来事について、その出来事がどれくらい良いもの(あるいは悪いもの)として感じるかは

 

①そのピーク時に、それがどれくらい良かったか(悪かったか)=ピークの高さ

②その最後が、どれくらい良かったか(悪かったか)=最後の印象の高さ

 

によって、その全体の出来事に対する印象を左右されるといいます。

 

これは「ピーク・エンドの法則」といって、ノーベル賞を受賞した行動経済学者ダニエル・カーネマンらの研究によって、明らかになりました。

 
つまり、色々な出来事というのは、一番盛り上がる時と、最後の印象によって、「その出来事そのもの」に対する印象が変わってしまうということです。

しかも、それは「その出来事のトータル的な印象」には左右されません。

 

例えば、

あなたが、とある男性と付き合っていたとします。

全体を通してみれば、まぁ喧嘩もするけど、仲の良い時もたくさんあり、そこそこ良い関係だったとします。

ところが一度だけ、あなたが彼との関係でとても不快に思う出来事があり、そのことであなたは傷つき、モヤモヤしたものをずっと抱えていました。

それからしばらくしてある時、彼とそのことで再び大喧嘩をし、お別れしたとします。
別れ際も、お互いひどい喧嘩別れとなり、最悪の印象でした。

 

こうなると、その彼に対するあなたの印象は、(悪いことだけでなく、良い思い出もたくさんあったにも関わらず)「なんかわからないけど、最悪なやつだった!別れて正解だったわ!」となってしまうのです。

 

つまり、あなたが、お相手とどれだけ良いパートナーシップを築いてようとも、もしお別れをする際、あなたの最後の対応の仕方によっては、

「良くないもの」
「あまり思い出したくない」
「最悪!」

という印象を相手に植え付けてしまうことにもなりかねないのです。

(正確には、「ピーク」の強さや回数などもあるので、一概には言えませんが。)

 

こわーーーーーーい。

 

もし、あなたが彼からの別れに対して、潔く、その人の選択を尊重して、受け入れ、感謝とともに身を引くのならば、その彼のあなたに対する印象は、良いものである可能性が高くなります。

 

また、「別れを切り出す側」は大なり小なり罪悪感を持つので、あなたの別れ際の態度が良いものであれば、そのお相手の罪悪感も刺激を受けず、あなたとの時間や思い出、そして出会いそのものも「色々あって別れてしまったけど、良い出会いだった」という印象が強くなるでしょう。

 

そして、ここからは、多分に「小手先テクニック」な話ですが、特に「復縁」を考える場合、この「別れ際の印象」がその後の成功率を大きく左右するといっても過言ではありません。

(個人的には「復縁」は、このような小手先だけで成功する訳ではないと考えているので、あくまで「重要なファクターの一つ」でしかありませんが・・・)

 

特にお相手が男性の場合、男性は「ファイル保存」でその人への印象や思い出を記憶する傾向があるので、別れ際が最悪だと、より一層その印象を強く持ってしまいがちです。

 

まぁ、復縁うんぬんは別の問題として、確かに色々すれ違ったり、上手くいかなかったりして「お別れ」してしまった関係だったとしても、せっかくこの世でご縁があって出会い、結んだ関係だったのですから、お互いそれを「良いもの」だっとして終わらせたいじゃあないですか。

 

「なんだかんだあったけど、良い出会いだったし、素敵な人だったな」

 

こんな風に終われれば、ご縁の神様も報われると思うんですよね・・・。今となっては・・・。(遠い目)

 

さて、あなたはどう思われますか・・・・?

 

というか、僕はこのことをもっと早く知りたかったよ・・・。涙

 

というわけで、今日はこの辺で

 

あなたの幸せのヒントになれば幸いです。

 

では。

 

-心の学び, 恋愛・パートナーシップ

© 2024 その 向こうの 景色 Powered by AFFINGER5