心の学び

「思い込み」とは。

こんにちは

村松 いさおです。

 

このところ、急に寒くなってきましたね。

 

僕は、冬の初めには、いつも父の実家だった静岡県の田舎を思い出します。
文字通り、山と川しかない辺鄙な場所でしたが、冬の凍てついた寒さがなぜか心地よく感じられ、子供心にちょっとワクワクしていました。

 

まー、今は、寒いの、めちゃ苦手ですが。笑

 

 

先日、ししょーのこちらのブログを読んでいて、「たしかに、思い込みって怖いよなー」とふと思ったので、このブログでも取り上げてみることにしました。あ。記事はこれね。⬇️

 

男性嫌悪はどうやったらなくなるのか?<お父ちゃん編>~思い込みの怖いところとその改善への第一歩~

 

僕らは、めちゃくちゃ思い込みの世界に生きていますよね。という、今日はそんなお話。

 

 

僕たち人間は、生まれた時はまっさらな状態ですが(人によっては、前世のカルマが・・・とかいう人もいるかもしれませんが、今日は省きます)、そこから外の世界の様々な情報を受けとったり、体験や経験を通して、心を発達させていきます。

 

外の世界から受け取った刺激や情報は、その時感じた感情や感覚、あるいは状況や環境などと共に、「記憶」や「経験」として脳の神経回路の中に「電気信号のパターン」として記録されます。

 

(ですので、例えば「一番最近、嬉しいことは何ですか?」と聞かれた場合、「嬉しい」という感情を呼び起こすのと同時に、その時の状況や環境、誰がいたか、どんなことをしていたかなど、「イメージ」として思い出すことが多いと思います。)

 

この映像は、脳の中で、神経細胞同士による電気信号のパターンを映像化したものです。その様子は、まるで「発火」するように見えることから「発火現象」とも呼ばれます。(時折、ピカッ!と光っているのが神経細胞による電気信号の様子)

それにして、最新の技術ってすげーーな・・・

 

(引用元:沖縄科学技術大学院大学)

 

そして、同じような外からの刺激が何回も繰り返され、その度に同じような感情や感覚を味わっていたりすると、この「発火現象」がパターン化され、徐々に「強化」されてきます。

 

あるいは、一度きりや少ない回数でも「ものすごく強い刺激」や「めちゃくちゃ記憶に残ること」なども、この発火パターンが強く脳内に残ります。(トラウマなど)

 

また、自分で経験していないものでも、教育やメディアからの影響などを通じて、強く印象に残った出来事や情報は、同じように「思い込み」を作ることがよくあります。

 

こうして、「強化」された発火パターンは、同じような刺激に対して、即座に反応するようになります。

 

これが、「思い込み」や「ビリーフ」「観念」と呼ばれるものです。

 

例えば、子供の頃に「犬」に吠えられて、めちゃくちゃ怖い体験をした男性がいるとします。

 

その後、犬に吠えられることが何回もあり、その度に「怖い」思いをしてきたなら、この男性の「犬は怖いもの」という思いが徐々に強化されてきます。そんな経験を繰り返して成長していき、最初の時の犬の記憶(どのような犬だったか、色や形、大きさなど、またどんな状況だったかなど)は徐々に薄れていきますが、「犬が怖いもの」というパターンはなくなりません。

 

こうして、その思い込みが強化されていくと、それは即座に反応するレベルまでになることも少なくありません。
(「犬=怖い」という「レッテル」が貼られるような感じです)

 

こうして、大人となった今でも、犬を見るたびに、怖い」という感情とともに、冷や汗がでたり、緊張し、動悸が激しくなったり、震えが止まらなくなったりしてしまうのです。

 

ところが、これが冷静に考えてみれば「必ずしもそうではない」ということを、僕たちはすぐわかります。

大人なしい犬もたくさんいますし、鎖やロープで繋がれていたら襲われることはまずないでしょう。小さい子供の頃ならまだしも、大の大人となった今なら、力も強く、知恵もあるので、必要以上に恐ることはないはずです。ましてや大型犬ではなく、小型犬ならば、なおさらです。

 

ところが、すでに潜在意識の中では「犬=怖いもの」という思い込みがあるため、頭では分かっていても、感情や体の反応はなかなか止めることが難しいものなのです。

 

 

僕たちは、生まれてからこれまで、様々な外からの情報や刺激を受けてきて、今を生きています。

 

その過程で、膨大な数の「思い込み」「ビリーフ」「観念」が生まれ、僕たちの中に存在します。(こうした思い込みは、「条件付け」によって、潜在意識のレベルで存在するものもたくさんあります)

 

両親や兄弟姉妹、親戚や祖父母、近所の人、地域や地方、学校、友人、先生、テレビや本、ラジオなどのマスメディア、インターネットの情報、職場、社会、国家などなど、ありとあらゆる場所からの情報や教育、刷り込み、また自分自身の体験や経験によって、この思い込みは生まれては、自分の中に蓄積していきます。

 

特に、脳神経などの神経系は、だいたい3歳から12、3歳くらいまで急激に発達し、その後大きく発達することはないそうです。

 

そのため、「子供の時の記憶や体験、教育」はとてもこの思い込みを作りやすいと言われています。(また子供は、その思い込みを覆すだけの人生経験や知識もないため、さらに思い込みが強化されやすいとも言われます)

 

もちろん、その中には、トラウマレベルの強いものから、ちょっとした思い込み程度の軽いものまで、強弱大小様々なものがあると思います。

 

また、ネガティブなものばかりでなく、喜びや楽しさ、嬉しさなどポジティブに働く思い込みも数多くあります。

 

まさしく、僕たちは「思い込みによって創られている」といっても過言ではないかもしれません。

 

 

こうして出来た思い込みは、非常に強力なことも多く、そもそもそれが思い込みであることにすら気がつかないことも多いものです。

 

それが、自分が帰属しているコミュニティーにおける社会的なものならば、「常識」「それが普通」「当たり前のこと」として、潜在意識の中にインプットされているため、そこから逸脱することに対して、嫌悪感や恐れ、罪悪感を持つことの少なくありません。

 

例えば、最近は労働環境も見直されるケースも多くなりましたが、いわゆる「残業」などは、責任ある社会人ならば多少はやむを得ない、という風潮が多く見られました。(今もですね)

 

ところが、僕は海外生活経験がありますが、フランスなどでは「残業」はほとんど見られません。(もちろん、職種や立場によって、程度の差はありますが)

 

いわゆる「サービス残業」などは、個人の人権を無視した「奴隷扱い」も同じ、と見なされ、雇用者が強制などしようものなら、即刻労働局に通報されます。(そのための保障がされています)

 

これなども、社会的な「常識」というのが、その「社会」によってかなり違うことの一例だと思います。

 

ところ変われば。というやつですね。

 

もちろん、そうした「常識」や「当たり前のこと」などは、円滑な社会生活を営む上でとても大切なものですが、それにより発生する問題や、悩み、苦しみなども発生することもまた事実だと思います。

 

うん。僕なんて、「はんぺんという食材は、黒いものだ」と思い込んでましたからね。

上京して初めて、あのブヨブヨで白いやつを目にした時は、3回くらい一緒にいた友人に聞き直しましたよ。

 

こうした「思い込み」から脱却する方法としては、まずは「それが思い込みである」ということに気がつくことが大切なのですが、中々自分自身で気がつくことは難しいんですよね・・・・。

 

 

ただ「思い込み」「ビリーフ」「観念」と呼ばれるものは、一見、やっかいそうですが、実は非常に大切だったりもします。

 

例えば、夜中に、人気(ひとけ)もなく、薄暗い場所を歩いていて、向こうから全身黒づくめでニット帽を被り、サングラス、マスク姿の男性が歩いてきたら、

 

「うわーーーやべーーーやつきたーーーーー!!あやしーーーーー!!」

 

と思い、めちゃくちゃ警戒すると思います。(少なくとも、僕はします)

 

これは、

「夜中に人気がない場所 = 危険度アップ!」
「サングラスにマスクにニット帽 = 犯罪者あるいは変質者の可能性大」

という、一つの「思い込み」が出来ているからです。

 

実際、冷静に考えてみれば、

 

「風邪を引いて、ひどい熱が出て、目もかすんでいる人が必死の思いでコンビニまで買い物に行こうとしている」だけなのかもしれません。

 

「友人たちと我慢大会をやている最中に、トドメの「おでん」を切らして、近くのコンビニまで買いに行こうとしている」だけなのかもしれません。

 

「昨日の卒業式の打ち上げで、ベロベロになって寝落ちしていたら、友人から油性マジックで、額に「肉」と書かれたり(ごめん、ネタが古いわ)、ヒゲやちょっとここでは書けない下な言葉を書かれて、昼間は表も歩けなかったけど、さすがに腹が減ったから、人気が無くなるのを待って、コンビニに買い物に行こうとしている」だけなのかもしれません。

 

などなど、様々な状況が考えられ、その場合、警戒などする必要はないはずなのですが、それをすっ飛ばして

 

「こいつはヤバかも!」

 

と警戒するのは、思い込みによって「リスク回避」をしているからです。

 

実際、思い込みや観念は、ほぼほぼ「自動思考」レベルにまでなっていることも多く、それによってとっさの判断を瞬間的に下すことで、様々なリスクを回避したり、選択を早めたり、利益をもたらしたりすることが、可能となります。

 

先ほどの「犬恐怖症」の男性の例をとれば、過去(誤解だけど)危険な思いをした犬を避けることで、危険を回避し、生存確率を上げることにも繋がります。(アドレナリンの分泌によってや動悸が早くなったり、緊張するのも、戦ったり、逃げる準備のための本能的な反応とも言われます)

 

また、ずーーっと悩むことはエネルギーを使うので、脳の省エネにも役立っているそうです。

 

「思い込み」は人間が進化の過程で生存確率を上げるうえで、必要なことだったのかもしれません。

 

もちろん、その判断が、常に正確とは限らず(というよりは、往往にして間違っていることも多い)、そのために誤解や衝突を生んだり、騙されたり、心の悩みの大きな原因となることも少なくないのですが・・・・・。

  

というわけで、次回は、そんな思い込みから脱出するには、という内容でお届けしようと思います。

 

今日の内容はいかがでしたか?

  

あなたの幸せのヒントになれば幸いです。

 

ではまた。

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