心の学び

無意識とは心のOS・・・なのかもしれない・・・

こんにちは

村松 いさおです

先日読んだ本の中で、無意識には生存に必要な、コンピューター(最近は言わんのかな・・・)の「OS」のようなシステムがあるという見方があり、なるほどなと思いました。

人生を変えるには、無意識を変えることが必要なのかもしれません。

今日は、そんなお話。

先日、『無意識がわかれば、人生が変わる』という本を読みました。中々鋭い示唆に富んだ内容で、とても感銘を受けたのですが、その中で、「人間には、行動を突き動かす無意識の自動化されたシステムがあり」、それを本の中では「生存適合OS」と呼んでいました。

 

 

詳しい内容などは、ぜひ一読いただくとして、僕は、この「無意識にあるオペレーティグシステム(OS)」という概念が、とてもしっくりきました。

なんというか、「無意識、あるいは潜在意識に支配される行動、思考、価値観、嗜好など」という現象をとても分りやすく説明しているなと。

 

僕たちの無意識というのは、普段は意識できないので忘れがちですが、日常の様々なところで、働いています。

例えば、呼吸やまばたき、障害物をとっさに避ける、椅子に座った時何気なく足を組む、ちょっとした表や動作などの「行動」にも無意識は関係していますが、価値観や物の見方、思いクセ、感情・感覚、反応で出てくる思考など、「心」の部分でも無意識はめちゃくちゃ大きな影響を持つといわれています。

 

例えば、大きな犬に遭遇した時に

「かわいい」

と思う人もいれば

「怖い」

と思う人もいます。特に「小さい時に犬に追いかけられた」などの経験がある方は、ほぼほぼ「怖い」と思うことの方が多いんじゃないでしょうか。

 

これなんかは、無意識の中で

 

前者の場合は

:大きな犬をみた →過去大きな犬に触れて、じゃれて来たり、仲良くなれたりして気分が良い体験をした → 「可愛いなー」と思った。

逆に後者の場合は

:大きな犬をみた →過去大きな犬に触れて、追いかけられとても怖い思いをした →「怖いなー」と思った。

という判断が、ほぼ自動的反射的に行われるので、大きな犬を見た時に、瞬時に「可愛い」と感じたり、「怖い」と感じると言われています。

 

こんな風にして、僕たちは「行動」や「心」の多くを無意識からの影響を受けて、日々を生きてるんですね。壮大な話だなー。

 

まさしく、様々なソフトやアプリを動かす基礎となるオペレーティング・システムのようですよね。

 

ですので、自分の行動や思考、感情・感覚などを変えたい時は、無意識にある価値観や判断、思いクセ、感情などを変えた方が早いし、確実と言えそうです。

無意識にある心のクセや価値観を変えることは、さながら、OSのアップデートといえるのではないでしょうか。

 

ところが、僕たちは、自分の行動や習慣、嗜好、価値観、思考などを変えたい時に、ついつい、外からの力を使って変えようとしがちになります。たぶん、その方が目に見えて分りやすいし、手っ取り早いし、一見近道に見えるからなんでしょうね。

例えば、前出の例ならば、大きな犬恐怖症を克服するために、大きな犬の写真を貼って眺めてみたり、「怖くない、怖くない」と言い聞かせてみたり、犬に慣れるために「子犬」を飼ってみたり・・・・

そうした方法も、もちろん、効果的な場合もありますし、それで「大きな犬恐怖症」が克服できれば良いと思います。

 

ただ、それで挫折してしまった場合や、いくらか効果的でも、ものすごく時間がかかる場合は、無意識の中にある「大きな犬=怖い」という思いクセを修正してしまった方が、早く、かつ有効かもしれません。

 

様々な心理療法には、そうしたオペレーティング・システムを効果的にアップデートしてくれるヒントがたくさんあるのだと思っています。

 

というわけで、今日はこの辺で。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

 

あなたの幸せのヒントになれば幸いです。

 

今日の一杯。ブラッディ・メアリー 〜 変化のカクテル 〜

 
ブラッディ・メアリー(血塗られメアリー)とは、なんとも物騒な名前だが、日本では居酒屋メニューにも登場するくらい、有名なカクテルである。ウォッカをベースにトマトジュースを混ぜたものだが、その真骨頂は、様々な「アレンジ」にある。
レモン、ウスターソース、ブラックペッパー、セロリ、塩、タバスコ、ヴィネガー、ナツメグ、カルダモンなど様々な「トッピング」に加え、さらにそれぞれに対し、量、加え方、メーカーんどがあり、多くのブラッディ・メアリー愛好家が一家言を持つ。それはさながら、「カクテルのココ一番」と言っても過言ではない。さて、今宵は、このカクテルを前に、あなたの好みの「メアリーさん」を探す旅に出るのも、また一興ではないか・・・。

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