こんにちは
村松 いさおです。
先日の日曜日、友人の結婚式に行って来ました。僕は新郎新婦のお二人とは、割と長い付き合いで、二人の紆余曲折を色々見て来たので、「ああー。ようやっとかー」となんだか、おじいちゃんのような感慨深い気持ちで、高砂の二人を見ていました。笑。
それにしても、結婚式とかみていると、幸せな結婚のイメージが湧いてくるので、良いものですね。
うん・・・・後に続きたい!!血涙
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ししょーまら心理学のあれこれを習っている時に、「そうなっちまうのは、そうなるだけの理由がある」という見方を教わりました。それを初めて聞いた時は、「ああ・・・そうだな・・」とめちゃくちゃ目から鱗で、今でも大切にしている見方の一つです。
今日は、そんなお話。

「そうなってしまうのには、そうなってしまう理由がある」
という見方があります。
僕はこの見方をクライアントさんだけでなく、自分と関わる人や、自分自身にもなるべく適用できるよう心がけるようにしています。
例えば、ちょっと想像して欲しいんですけど、あなたが、朝起きてカーテンをあけると、めちゃくちゃいい天気で、気分良く爽やかに目覚めたとします。パートナーもなぜかとても優しく、コーヒーなんかも入れてくれたりして、あなたは最高の気分で家を出て、仕事に行く時に、「さーて、じゃあ、今日は会社誰をいじめてやろうかな!」という気持ちになるでしょうか?
あるいは、あなたが仕事でも上手く行って、上司にも褒められ、パートナーからも「急に時間できたけど、今日会う?」なんて連絡も来て、ウキウキ気分で会社を出て、大好きなスタバによって、大好きな「キャラメルマッキャートヘーゼルナッツシロップかけ」を飲んでほっとリラックスしている時に、「じゃあ、自分の嫌なとこ、探してみよ!」と自己嫌悪に一生懸命になるでしょうか?
人が、ネガティブな感情を抱いたりや、ネガティブな状態になってしまうのには、「そうなるだけの理由」があると思っています。
感情は、それを引き起こすトリガーのような記憶とセットになっていることが多いのですが、多くの場合、過去の、それも幼少期の記憶であり、本人も気がつかない潜在意識にしまわれた記憶であり、今の本人に自覚はありません。
なので、ネガティブな感情は、大概ネガティブな記憶と結びついていることが多く、要は「なんらかの傷ついた記憶・経験」がそこにはあると見て取れます。
ネガティブな感情を、ずーーっと抱いていれば、それは慢性化し、ネガティブな状態にもなってしまいます。
あの上司がいつもイライラしているのも
あのお局がいつも嫌味を言ってくるのも
あのパートーナーが音信不通になるのも
あの友人がいつもあなたに依存的なのも
あの母親がマウンティングしてくるのも
アルコールやギャンブルに溺れる彼も
電車の中で喧嘩している二人も
SNSで誹謗中傷を書き込む人も
テレビの中で炎上発言をする芸能人も
誤解を恐れずに言えば、テロリストや犯罪者ですら
「そうなってしまうのには、そうなってしまう理由がある」
のです。
(ここで、めちゃくちゃ注意が必要なのですが、そうなってしまう理由があるからと言って、そうした言動をしても良いということにはなりません。やっぱり、人を心的も身体的にも傷つけてはいけないし、依存症は治療すべきだし、テロや犯罪は以ての外です。ダメ!絶対!)
その根底には
怒り、悲しみ、不安、恐れ、プレッシャー、寂しさ、惨めさ、罪悪感、無価値観、孤独、羞恥心、後悔、憎しみ、嫉妬、猜疑心、焦燥感、劣等感、絶望
などなど、あらゆるネガティブな感情が渦巻いており、それを感じるだけの「傷ついた経験、記憶」があるのです
また、これは他者だけでなく、自分自身にも当てはまります。
「ああ、なんであの時あんなことしてしまったんだろう」
「なんで、あんな態度とってしまったんだろう」
「なんで、自分ってこうなんだろう」
という時、「あなたがそうなってしまうのには、そうなってしまうだけの理由」があります。
あと5分で乗らなければいけない電車が出発してしまいそうで、めちゃくちゃ焦って余裕が1ミリもない時に、いきなり道を聞いてくるおばあちゃんには、「今じゃないんだよっ!」と、どーしたって冷たい態度になるだろうし、
逆に、心も余裕があって、リラックスしてルンルン気分で歩いてる時に、道を聞いてくるおばあちゃんには、道を懇切丁寧に教えるだけでなく、その場所に一緒に行ってあげる、なんなら荷物も持ってあげたくなるでしょう。
この見方は
「相手や自分を理解する」
という、他者理解・自己理解にとても役立ちます。
「ああ、この人ってなんか傷ついた経験あるのかな」とか
「ああ、なんか嫌なことあったんだろうな」とか
「余裕ないのかな」とか
「自分に何か癒されていない部分があるんだろうな」とか。
なにか自分に対して、ネガティブなことが起きた時、あるいは自分自身がそういう状態に陥った時、一歩踏み込んで「なぜ、この人は(自分は)このような態度、言動をとってしまうのか」を考え、「そこにはそうなるだけの理由があるのかもな」と考えることで、その人の過去の出来事や、経験や、状況に思いをめぐらすことができます。
(まぁ、嫌なものは嫌なので、「ムカつく!」となってももちろん良いです。)
そうして、相手や自分を理解することは、
「相手や自分を受け入れる(受容する)」→「相手や自分を許す」
ことにも繋がります。
(「許し」は頑張ってすることではなく、自然に湧き上がってくるものなので、無理に「許そう」としなくても大丈夫です。時間やタイミングが必要にもなります)
そして、相手や自分を受容し、許すことができるようになったあなたは、以前のあなたに比べて、格段に「器」が大きくなっていることでしょう。
それは、同時にあなたの愛の大きさを示すことにもなります。
「そうなってしまうのには、そうなってしまうだけの理由がある」
いきなり、完璧にやろうとはしなくて良いと思います。
少しずつ、できる範囲でも良いので、そんな見方を取り入れてみたら、
あなたの成長に役立つかもしれません。
というわけで。
僕が一軒目ですぐ帰ろうと思って、ついついハシゴ酒になって、ついついベロベロになってしまうのにも、そうなるだけの理由があるのです。笑
さて、今日はこの辺で。
あなたの幸せのヒントになれば幸いです。
では、また。