こんにちは
村松勇雄です
目標達成の方法なんかの本を読むと
「自分の理想を具体的にイメージする」
のが良い。とよく書かれていますよね。
もうすでに、一般語として市民権を得ている感のある「引き寄せの法則」でも、
「具体的なイメージ」が大切
と言われています。
心理学やスピリチュアルなどではなくとも、目標達成のための具体的なゴール設定というのが大切だということは、なんとなくでもわかる気がします。
例えば
なんとなく「夏までに痩せる」よりも「夏までに5キロ痩せる」の方が数値が明確で具体性があって、達成しやすいと言われます。
「自分がどこに向けて進んでいるのか」
ということがわからなければ、達成までの道のりが、自分の環境や状態、周囲の人々などに翻弄されやすくなり、結局目標に辿りつけなかった。となるのは自明の理のように思います。
まるで、
羅針盤も地図も持たない船のように
方位磁石を持たないハイカーのように
ダウジングで行き先を決める村松勇雄のように(これはこれで楽しいめるのですが)
目当てのサークルを決めずにコミケ会場に飛び込む同志諸君のように
「結局、その場所のたどり着けない」
でも、それと
「イメージの力」の重要性ってどのように結びつくのか。
今日は、それについて書いて見たいと思います。
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1つめは、「脳みそ」がそうなっているから。
突然ですが、ちょっとやって欲しいことがあります。
これを読んでいるあなた、そう、そこのあなたです。
今いる部屋の中、あるいは外にいらっしゃる場合は見える範囲で結構です。
見えている範囲で、「黄色いもの」を探して、その数を数えてみてください。
建物の看板、本の背表紙、インテリアの模様、乗り物の色など、なんでも結構です。
時間は10秒。
では、よーい、始め!
↓
↓
↓
↓
できましたか?
ちなみに、黄色いものはいくつありましたか?
そうですか。
では、質問です。
今見た視界の範囲の中で、「赤いものはいくつありましたか?」
え?わからない?
そうなんです。
僕たちは、今見ている風景の中で、「黄色いもの」を見ているのと同時に、「赤いもの」も見ていたはずなんです。(全く「赤いもの」がない場合は別です。全くないにも関わらず、「見えていた」としたら・・・・ま・・まぁ・・ちょっと、アレですね・・・)
でも、「黄色いもの」に集中すると「赤いもの」の存在にはまるで気づかない。
これは、脳の仕組みの一部で、
「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)Reticular Activating System=RAS」
と呼ばれる脳幹にある神経系の機能によるものです。RASは元々は睡眠と覚醒の研究過程において、1949年に発見されました。
実は、僕たちの脳は、無意識的にありとあらゆる情報や刺激を周囲の環境から受け取っています。しかし、そのままではその情報量の多さに、脳がパンクしてしまうので、「自分にとって、何が重要な情報や刺激で、何が重要でないか」を振り分ける必要があります。
その、振り分けをしているのが、このRASではないかと言われています。
つまり、僕たちの脳君は、自分が注意を向けている「自分にとって大切な情報」を無意識的に取捨選択しているというわけです。
先ほどの例なら、「黄色いもの」が自分にとって必要な情報であると認識したために、視界の中から選びとっていましたが、「赤いもの」は自分にとって「必要ではない」とあなたの脳は認識したため、無意識的にその情報を排除しました。だから、「見えているのに、気がつかない」ということが起きたのです。
参考記事
似たような例は、他にもあります。
雑踏の中に友人といるあなたは、友人との会話は聞こえています。
この時、周囲の音、騒音、他人の話し声はあまり耳に入りません。
しかし、一度近くの人の話し声に耳を傾けると、今度は、友人の話し声や周囲の雑音が耳に入ってこなくなります。
これも、RASの作用と言われます。
なので、「僕たちは、自分にとって大切だと思う情報を、無意識的に周囲の環境から集めるシステムを脳に持っている」と言えそうです。
あなたが
「マイホームを持つぞ!」と決めたとします。すると、電車の吊り広告、街中の看板、同僚との会話、新聞の記事、テレビのCMなど「なんか、不動産やマイホームに関すること」が色々と目につき始めます。
「今年中に彼氏を作る」と決めたとします。すると、「婚活」や「恋活」、恋愛や美容に関する情報が目につくようになります。
あなたが「理想」や「目標」を決めることで、あなたの脳はその目標や理想に関する情報をありとあらゆる場面で、集め始めるというわけです。
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2つめ。潜在意識はリアルな想像と現実の区別がつかない。
僕たちの「潜在意識」君は、リアルな想像と現実の区別がつかない(あるいは、つきにくい)と言われます。
ちょっと、やってみて欲しいことがあります。
えーまたかよー、という声は置いておいて。
梅干しを想像してください。そうです。あの色、あの形。あの香り。
それを口の中に入れると思ってください。
酸っぱさとしょっぱさ、ほんのりとした甘さ、特有の風味が口いっぱいに広がります。
途端に、口中に唾液が出てくるのがおわかりになりますか?
実際には、梅干しを味わっているわけではありません。しかし、リアルな想像と現実の区別がつかないために、梅干しの味を感じて、唾液を大量に分泌するわけです。
また、僕たちは、夢を見ている時も「リアル」さを感じています。夢を見ている時は、それが夢であると中々気がつかないものです。(まー、まれに「あー、これ夢だわ」とわかる時もあるかもしれません)
目覚めて見て、初めて、「あ、夢を見ていたんだな」と気がつきます。
夢は潜在意識の領域です。
潜在意識に働きかける強力な暗示や催眠などは、酸っぱいレモンを甘い味に変えることが、また、熱くない鉄の棒を真っ赤に焼いた鉄の棒と認識させることができます。
「プラシーボ(偽薬)」の効果も暗示によるものと言えそうです。
つまり、「具体的でリアルなイメージ」を僕たちの潜在意識は「現実であろう」と判断するわけです。
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ここで、目標や理想の達成と「イメージの力」の話に戻ります。
自分の目標や理想を叶えるためには、「イメージ」の力が大切です。それもリアルな。
それを達成している自分、その時の状況、環境、得たいものが物なら、色、形、手触り、質感、重さ、理想のパートナーなら外見、性格、服装、体型など、まるでその人が実際にそこにいるかのように、できる限り詳細に、リアルにイメージします。
すると、潜在意識は「これを現実だ」と錯覚します。
潜在意識は現実だと思っているのに、顕在意識では「現実」ではない状況がおきると、RASのシステムを使って、そのことに関する情報を集め始めます。そして、現実化させようとするわけです。
ですので、より具体的でリアルなイメージを持ち続けることが、目標達成や理想の実現への近道になると言えるでしょう。
ここで注意が必要です。
RASは様々な情報の中から、あなたの理想や目標を叶えるために必要な情報を無意識下で取捨選択し始めます。
そして実現に必要な情報を、インスピレーションや「なんとなく、こうしたい」「なんとなく、こっちの方がいい気がする」という「直感」のような形、なんとなく目につく、気になるというような形でもたらされるでしょう。
しかし、その直感やインスピレーションがやって来た時に、あなたがそれを「きちんと受け取れる準備ができているか」、またそれに基づいて「行動できるか」が大切になってきます。
「今年の夏までに5キロ痩せる!」と決めて、それを達成したリアルなイメージを日々持ち続けるとします。すると「なんとなく食べなくていい気がする」という気になったり、ジムやエステの広告が目について「そろそろ運動した方がいいかも」と思うかもしれません。
この時に、「甘いものは別腹〜」とか言って、デザートをバカ食いしたり、「ダイエットは明日からー」と言って、運動もせず食っちゃ寝をしていれば、それは当然「痩せる」なんて夢のまた夢で終わるでしょう。
つまり、
なんもしないで、目標や理想を叶えるなんて、そんな魔法みたいな話はないのですよ!
残念ながら!
ということです。
(ま・・・そこには当然、「受け取れない理由」「行動できない理由」があるのですが・・・)
あなたの幸せの参考になれば幸いです。
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え?誰かさん譲りのステマ記事じゃないか!ですって・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はい!
では今日はこの辺で
最後まで読んでいただきありがとうございました
Salut !!