こんにちは
村松 いさおです。
いくつかのマッチングアプリを眺めていて気になったことがあって。
女子の
ディズニー好きってやたら多くね?
という点。
マッチングアプリの好きなものや趣味の項目に、「ディズニー」を挙げる方がやたら多いと感じる。僕だけか?
まあ、人様の好きなものなので、「別に良くね?」と思うんだけど、ちょっと引っかかったのは、そんなにディズニー好き女子が日本全国には多いのに、周りにディズニーグッズを身につけていたりデザインにディズニーキャラを使った洋服を着ている妙齢の女性をあまり見かけないことだった。(もちろん、そういう女性も中にはいるだろう)
「そんなにディズニー好き女子って多いのか?」と疑問に感じた矢先、ふと自分のその思いを反芻して気がついたことは、
「あれ?僕の言うディズニー好きとこの人達の言うディズニー好きは違うかもしれない」
ということだった。
僕の中では
ディズニー好き=キャラクターが好き。可愛いし!もちろん、ディズニー映画も好きだし!
という感じだけど、
一言で「ディズニーが好き」と言っても、ディズニーの「何が好きか」は色々あるだろうし、その好きの程度やタイプにも色々あるだろう。
そういえば、そのマッチングアプリの「ディズニー好き」さんたちの中には、ディズニーランドやディズニーシーの写真を挙げている方々も多かったな。
その場合は、ディズニーのキャラクターが好きということも、もちろんあるだろうけど、「テーマパーク」が好きというタイプなのかもしれない。
でも、実はこの「ディズニーのテーマパークが好き」というのも、ちょっと曲者だったりする。「ディズニー好き」と同じように様々な理由やタイプがあるのだろうと思うからだ。
例えば単に「ディズニーランドに行くことが好きなんですよー。年パス持ってるんですよー」という場合でも、
:ディスニーのキャラクターが好き
:アトラクションが好き
:友人と一緒に行ってみんなでワイワイ遊ぶのが好き
:テーマパークの雰囲気が好き
:パレードが好き
:グッズを買ったり、ここでしか味わえないものを味わうのが好き
:みんなが幸せそうに楽しんでる情景を眺めるのが好き
:キャストさんたちの絡みやリアクションが好き
など「ディズニーランドの何が好きか」でも様々なタイプがあり、もちろん、多くの場合それらの内何か一つということはなく、いくつか組み合わさっていることだろう。
さらに、それら一つ一つにも
「それの何が好きなのか。なぜそれが好きなのか」に焦点を当てて行くと、心理的な側面を伺い知ることができる。
例えば「ディスニーランドのパレードが好き」だとしても、パレードの何が好きなのかを考えた場合、音楽なのか、キャラクターが近くまで来てくれる親密感なのか、みんなで踊る一体感なのか、キャストやダンサーの踊りの素晴らしさなのか、パレードに登場する乗り物(フロート車というらしい)なのか、パラードの世界観や企画なのか、などによって、同じ「パレードが好き」でもそのタイプは多岐に渡るだろう。(そして、ここでももちろん一つということもなく、いくつか組み合わさっている場合も多い)
そして、それが「なぜ好きなのか」ということまでをさらに考えて行くと、自分でも知らない自分の側面が見えてくることがある。(ここまで来ると、もはやちょっとした自己分析である)
「私は、ディズニーランドでパレードを見るのが好き。あの華やかな衣装を来て楽しそうに踊るダンサーさんやキャラクターを見ていると、こっちまで楽しくなって来る。でもなぜ、それが好きなんだろう?うーん・・・・。そうか、そういえば、昔あんな風に人を楽しませたり、喜ばせたりする人に憧れていたっけ。もしかして、私、人を楽しませたり喜ばせたりすることが好きなのかもしれない」
こんな具合に。
「好き」とか「嫌い」という感情にも、必ず「なぜそう感じるようになったのか」という理由があるので、こんな視点から自分を分析して見ると、意外な自分の一面を発見できたりするから面白い。
もちろん、「好きなら好きでいいじゃん」という声も聞こえてきそうだけど、
先ほど、これが「曲者」という表現をしたのは、この「それの何が好きなのか、なぜ好きなのか」という部分が意外と人との誤解や摩擦のタネになることがあるし、自分でもそれがぼんやりとしていて曖昧で、明瞭に気がついていないこともあるからだ。
同じディスニー好きだから!という理由で、ディスニーデートに行っても、実はキャラクターが好きで、一緒に写真を撮ったり眺めたりするのが好きな人と、激しいアトラクションでスリルを味わうことが好きな人とは過ごし方が変わるだろう。(さらにこのキャラクター好きさんが乗り物酔いしやすい人なら、最悪の展開だ)
もちろん、それでもお互いが楽しめるなら、それが一番良い訳だが、「好き」のタイプのすれ違いが心のすれ違いを生じることも多い。
そんな経験に心当たりがある方も多いんじゃないかな。
同じことは、例えば
「旅行好き」
にも当てはまる。
旅先ではのんびりしたい と できるだけ多くの観光名所をみたい
高級ホテルで非日常を味わいたい と 安宿で他の泊まり客との交流がいい
できるだけ早く目的地に着きたい と のんびり各駅停車で車窓からの風景が好き
ぱーっとお金をかけたい と できるだけ安く行きたい
名所をめぐりたい と グルメを堪能したい
などなど、同じ「旅行好き」でも「その何が好きなのか、なぜ好きなのか」が違えば、目的地も旅程も過ごし方も違ってくるだろう。
一人旅なら良いが、パートナーや友人と行くとなると、旅先でのすれ違いが、そのままパートナーや友人の関係性のすれ違いに発展するケースのなんと多いことか。
だから、自分の「好き」なものについては、
「それの何が好きなのか、なぜそれが好きなのか」
を考えておくこと。また、それを伝えることは、自分はもちろん、相手を「理解」し、さらに関係性を深める上でも、大切なことななのではないかと僕は思う。
マッチングアプリで
「お、この部分には共感できそう!」
「好きなものが同じで気が合いそうな気がする!」
と思っても、努努、油断のないように。
え?
私のディズニー好きアピールは、その方が女子力が高そうに見えるからだって?
・・・・・・油断したな・・・・・・。
というわけで、今日はここまで。
ではまた。
今日のヤケ酒
「ホットワイン」
欧米では冬の風物詩であるホットワイン。ほんのりと甘く、スパイスが加えられており、
飲めば体の芯から温まる。
ディズニーリゾートでもホットワインが飲める店があり、アトラクションの待ち時間で凍えた体を温めるのはには最高の一杯。(画像はイメージ)
僕はランドとシーなら、シー派。理由は「アルコールが飲めるから」。