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【お悩み相談】カウンセラーさんとの相性

こんにちは

村松 いさおです

今日も、無料お悩み相談サイト「ココロノマルシェ」に寄せられたお悩みにお答えしていきますよっと。
※ 「ココロノマルシェ」は心理カウンセラーの根本裕幸氏が運営する無料お悩み相談サイトです。

匿名でお悩みを投稿していただくと、根本裕幸氏の「お弟子養成講座」を卒業(←ありがとうございました)したカウンセラーが よってたかって 寄せられたお悩みに回答させていただきます。

 

カウンセラーさんとの相性

現在悩みごとがあり、3〜4ケ月のカウンセリングを受けています。
3回のLINE電話と週に1回のLINEのやりとりが主です。

相談したところ、わたしは被害者意識が強く、依存、執着、かまっての意識が問題を引き起こしていると言われました。
たしかにそのとおりで、初回のカウンセリングもかなりキツく言われた、責められたという意識が強く
もう相談したくないなとなってしまいました。

LINEも週に1回とあったので、その日1日なら何回も送っていいのかな?と勝手に勘違いし
その日だけで3回送ったら
今日だけでもう3回も送ってるでしょ?
それが依存、執着、かまってだよと言われました。

今までもいろんな方に相談してきたのですが、どのカウンセラーさんも寄り添い共感型?だったのでびっくりです。
ただそれで変われなかったので、今回のような自立しなさい!みたいなカウンセラーさんがいいのかなとも思うのですが、、。

2回目のカウンセリングは自分で予約をとるのですが、また何を言われるんだろうと怖くて連絡できずにいます。
1ヶ月自分と向き合うように言われていたのに何も変われてない自分がいるので、それについて言われるのではないかと思ってしまいます。

お金を無駄にしたくないのでやめる訳にはいかないと思うのですが
もう何もかもがプレッシャーで、毎朝起きて涙が止まらず日常生活を送るのもままならない状態です。
カウンセラーを母親代わりにして依存させないように週1回のやりとりらしいのですが
相談したくてもできず、自分で解決するしかない状況にアップアップしています。


ここで負けたらカウンセラーさんにまた何か言われる!やめたらまた被害者やってる!と思われるんじゃないかと怖くて(現にそうですが)やめるにやめられずどうしたらいいか悩んでいます。
そう思われたくないから頑張る!を繰り返してしんどく涙が止まりません。
別のカウンセラーさんに相談した方がいいのでしょうか?

そうちゃんママ さん

 

そうちゃんママさん、ご相談ありがとうございます。

受けているカウンセラーさんに、キツく責められてしまったとのこと。それはとても怖い体験だったと思います。
 
せっかく自分が勇気を出して、癒されたくて、変わりたくて受けたカウンセリングにおいて、そのような扱いを受けてしまうと、それはプレッシャーにも感じてしまうし、

>相談したくてもできず、自分で解決するしかない状況にアップアップ
>怖くて(現にそうですが)やめるにやめられず

というような気持ちになってしまうのも、無理ないことかと思います
 
心理カウンセリングには、現在様々な流派があるのですが、そのどれもが「カウンセラーがコントロールせず、クライアント自身による気づき」をセッションの主軸に置いており、カウンセラー側がクライアントに「怒り」を出す、追い詰める、支配的になることに対して、否定的です。
 
日本でカウンセリングの主流となっている来談者中心療法や傾聴では、特に「カウンセラー」はクラインとに一切の指示をせず、クライアントとの対話によって、クライアントの内的世界(心の世界)の中で自立的な「気づき」「変化」を起こさせることを主眼としています。

逆にカウンセラーがクライアントに様々に指示したり、質問したり、ワークを取り入れたりする、「介入」といいます、指示的カウンセリング、体験的カウンセリングにおいてすら、それをする目的は、あくまで「クライアントが自身の心の動きや気づきを、自主的・自立的に行うためのサポート」であり、クライアントに対して、過剰に介入し、そうちゃんママさんのような気持ちにさせるためではありません。

今回のカウンセラーさんのそうちゃんママさんに対する態度は、内容を拝見した限りですが、決めつけや支配的、コントロールなどが見られ、プレッシャーや恐れを感じさせてしまっている時点、明らかに心理学における

ラポール(信頼関係)形成が失敗している
 
状況であり、ぶっちゃけていうと、
 
カウンセリングとしては、大きく失敗している状況です
 
だって、これ以上怖くて相談できないでしょう?
心、開けないでしょう?
「この人になら、全部打ち明けても良い」と思えます?

そうちゃんママさんが、こう思えない時点で、セッションが崩れてるんですよ・・・・

 

さて、こうした、カウンセラーとクライアントとの相性問題、最近良く聞くようになってきました。


コロナ禍以降、特にオンラインでのカウンセラーさんが爆発的に増え、それに伴い、残念ながら「カウンセリングがカウンセリングになっていない」「カウンセリングを受けることで、益々悪化してしまう」というような、いわゆる「野良カウンセラー問題」も増えてきたように思います。(※参考資料 外部リンクに飛びます)
 
こうした問題は、クライアントさんのメンタルヘルス上にも悪影響があるばかりだけでなく、こうした「カウンセリング被害」を受けたことで、カウンセリングそのものに対して、悪いイメージがつき、嫌悪感や拒絶感を持つようになってしまうことも少なくなく、心理学・精神医学業界全体でも問題視されています。

(国家資格である「公認心理士」が出来た背景には、こうした状況があります)

 

さて、ここからはちょっと難しい話になるのですが、そうちゃんママさんのケースもそうですが、こうした問題の背景には、「転移・逆転移」という現象があります。
 
これは、精神分析の大家、フロイトによって提唱されたカウンセラーとクライアントとの間で発生する、無意識的な心の動きです。

転移とは、「クライアント」が、「カウンセラー」に対して、過去の人物やその人に対する感情や心理パターンを投影してしまうこと。

逆転移とは、「カウンセラー」が、「クライアント」に対して、自分の過去の経験や感情を投影し、感情的反応をしてしまうこと

を言います。例えば、

クライアントがカウンセラーに、なんとなく「ママみ」を感じて、自分の母親と「無意識的に」重ね合わせて、依存的になったり、感情をぶつけてしまう =転移
 
不倫された経験を持つカウンセラーが、不倫の相談にきたクライアントに、自分の怒りをぶつけてしまう =逆転移
 
などの現象が見られがちです。今回のそうちゃんママさんのカウンセラーは、おそらくこの「転移」現象を警戒しての反応だと思います

このような心の動きは、カウンセリング現場だけでなく日常生活でも見られますね。
頼れる上司に、なんとなく父親の面影を重ねてしまうとか、合コンの場でも「あの男、なんとなく元カレっぽくていや」とか。

 

そして、この「転移・逆転移」の心のコミュニケーションは、カウンセリングが進むにつれて、無意識的に、自然発生的に起こる現象でもあります。

なので、カウンセリングにおいて「転移」現象は非常に起こりやすく、また避けられないものでもあるので、クライアントがカウンセラーに依存的になるのは、自然な流れであり、またここがポイントなのですが、上手なカウンセラ-は、ほぼもれなく

クライアント → カウンセラー

の転移を利用して、ラポール(信頼)を築き、癒しを進めていきます。

例えば、母親に傷つけられたクライアントが、カウンセラーに母親を重ねた転移を起こすとき、クライアントはカウンセラーに(母親に対するように)攻撃的になりますが、逆にこの時、カウンセラーにしっかりと共感され、理解されたと感じられたら、この母親との心の葛藤も徐々に癒されて行くのは、想像に難くないと思います。

 

そして、逆転移(カウンセラー→クライアント)も同様に、無意識的・自然発生的に起こる避けられないものですが、この時カウンセラーがすべきことは

・自分の心の動きをきちんと把握する(自己一致というカウンセリングの基礎です)

・それが、自分の感情・感覚であり、逆転移であることを理解する

・必要であれば、その逆転移=投影の元となった自身の心の痛み・傷を癒す

・スーパーバイズ(腕のいいカウンセラーに自分のカウンセリングを見てもらい、指導・意見を受けること)を受ける

であり、決してクライアントに対して、支配的になり、決めつけ・コントロールすることではありません。

※以前は逆転移はカウンセリングが崩れやすきなるため、批判的に見られていましたが、最近では、カウンセラーが自身の無意識に気づく役割もあるとされています

なので、しっかりとしたまともなカウンセラーは自身の心に傷やトラウマなどがある場合、ある程度癒してから、カウンセリングを行います

(公認心理士や臨床心理士、精神科医ですら、こうした「自分の心の傷を癒す」という場が中々ないので、むしろこうした方々の方が、逆転移に悩むことが多いと言われています。)

 

というわけで、長くなりましたが、結論としては

・ちょっとカウンセラー選びに失敗してしまったのだろうと思います

・もったいない気持ちもわかりますが、自身の心を守るためにもシンドイならカウンセリングのストップも視野に入れてみる(その場合はキャンセルポリシーをご確認ください)。そもそもシンドイ想いをしてまでカウンセリングは受けるものではありません。

・まともなカウンセラーをみつける(口コミ、お客様の声、第3者評価が高い人、最近では口コミサイトもあります)

が良いのではないでしょうか。

あと、そうちゃんママさんが何にお悩みなのかわからないので、これは私見になりますが

>今までもいろんな方に相談してきたのですが、どのカウンセラーさんも寄り添い共感型?だったのでびっくりです。
ただそれで変われなかったので

とのことなので、そうちゃんママさんには「体験的カウンセリング」の方が合っているかもしれません。ただ話を聴く傾聴型ではなく、様々なワーク、イメージセラピーなどを通じて短期的に癒しや変化を起こすことを目的としたセラピーです。

ゲシュタルト療法、再決断療法、交流分析、トランスパーソナル心理学など様々な流派がありますので、一度お調べになると良いかと思います

 

ということで、そうちゃんママさんのご相談に対する、僕の見立ては以上です。

 

あなたの笑顔と平和を応援しています!

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