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【リレーブログ】映画『サマーウォーズ』に見る「選択の力」

こんにちは

村松 勇雄です。

さて、緊急事態宣言も徐々に緩和の方向に向かっているわけですが、

依然としてコロナ禍の影響は続いています。

そこで今回、このコロナの影響で不安やストレスを抱えていらっしゃる方々のために、我々カウンセラーもないかできないかということで、カウンセラー仲間とともに、テーマを決めて、それに沿ったリレーブログをすることとなりました。

1巡目の現在、すでに多くのカウンセラーたちが、記事を引き継いでいってくれてます。

詳しい案内と、参加カウンセラーの各記事はこちら。

リレーブログの案内ページ

さて、1巡目のテーマはこちら

『私が不安だった時に、勇気づけられ励まされた言葉たち』

言葉って不思議なもので、たった、一言がその人の人生を変えてしまうことや、励まされることもあると思います。その中でも、僕が今回取り上げる言葉はこちら

「まだ、負けてない。」

です。

これは、2009年に公開された、細田守監督のアニメーション映画「サマーウォーズ」に出てくる一節。

「サマーウォーズ」は「バケモノの子」「未来のミライ」など素晴らしい長編アニメ映画を手掛け、今や日本を代表する映画監督となった細田守さんの初オリジナル監督作品で、述べ123万人の動員数を誇る大人気先品となりました。
(余談ですが、この細田守監督も実に波乱な人生を送っている不屈の方です。詳細はウィキペディアで)

僕も大好きな作品であると同時に、「オレ的細田守監督作品中最高傑作」と勝手に思ってる作品でもあります。笑

 

※「閲覧注意」!ここから先はネタバレを含みます。気になる方は、映画ご鑑賞後にお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

簡単なあらすじは・・・

世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界OZ(オズ)。ユーザーはパソコン・携帯電話・テレビ[注 2]などから自分のアバターを操って、ショッピングやゲームだけでなく、納税や行政手続きなどの様々なサービスを利用できる。OZの管理権限や個人情報などは、世界一安全と言われるセキュリティによって守られていた。
ある日、佐久間と共にOZの保守点検のバイトをしていた高校2年生の健二は、憧れの先輩である夏希から、一緒に夏希の実家に行くという「バイト」に誘われる。実家には夏希の曽祖母である栄おばあちゃんの90歳の誕生日を祝うために、26人の親族が一堂に集まり、健二はひょんなことから栄のために「夏希の婚約者のふり」をすることになった。
2010年7月30日の午前0時25分、健二の携帯電話に数字の羅列が書かれた謎のメールが送られてくる。数学が得意な健二は、それを何かの問題だと思って回答してしまう。しかし、それはOZの管理権限を奪取できる暗号であった。翌日、OZは謎の人工知能・ラブマシーンに乗っ取られてしまう。その影響はOZと密接に連携していた現実世界の各種インフラにまで及び、社会全体に大きな混乱を引き起こしてしまう。
(出典:Wikipedia)

 

 

数学がとても得意だけど、ちょっと大人しいめで天然な主人公の「健二」君が、世界的な危機を救うというヒロイックなお話であると同時に、憧れの先輩の実家で先輩の祖母や個性的な親戚達との交流を通して、人間的にも成長していく、心温まる成長物語でもあります。

 

さて、冒頭の一言は物語の後半に出てきます。

 

敵である人口知能「ラブマシーン」によって、原子力発電所に小惑星衛星「あらわし」が墜落させられ、世界を「原発崩壊による放射能汚染」の恐怖が襲う中、これを阻止しようと、健二君達は最強の格闘技キャラ「キンズカズマ」でラブマシーンに勝負を挑みますが、アクシデントにより、ボロ負けしてしまいます。これ以上は、対抗手段がなく、もはや打つ手なしと、皆が諦めかたその時、健二君が叫びます。

 

「まだ、負けてない。」

『負けたじゃん』

「負けてないよ」

『負けたんだよっ!!』

「だから、まだ負けてないですっ!まだ何か手があるはずです!絶対に」

『なんだよ。手って?数学とは違うんだよっ!』

「同じです!諦めたら解けない・・・。答えは出ないままです!」

 

 

僕がこの作品とこの言葉に救われたのは、大失恋をした直後でした。
その時、ちょうど転職も思うように行かず失敗し、「なんで、自分の人生はこうも上手くいかないのか」と生きることにシンドくなり、「もうどーでもいいや」と半ば自暴自棄になっていた時でした。
そんな時、ちょっとしたきっかけで以前買ったこの映画のDVDをボーーッと見ていて、とても心に残ったのが、この言葉でした。その時、僕の中でフツフツと湧いて出たのは、こんな想いでした。

まだ、負けてない。

あきらめたら、問題は解けない。答えはでない。

僕がここで、どうにでもなれっと自分の人生を諦めてしまったら、きっと後悔する。

まだ、負けてない。僕は自分の幸せや人生をあきらめたくない。

まだ、負けてない。前進しよう。その力が、僕にはあるはずだ。僕にはできるはずだ。

 

観終わった後も、何度も泣きながら、このシーンを見返して泣いたことを覚えています。

 

その後も、山あり谷ありの日々が続いていますが、ふと自分の心が折れそうになった時、逆境にぶつかった時、不安でいっぱいになった時、その度に、この言葉を思い出します。

 

人生は、選択の連続です。

そして、「選択できる」ということが、すでに”その人が持つ大きな力”だったりします。

(心理学的には「選択の力」と言いいます)

「選択そのもの」には勝ち負けはありません。何を選んだから勝ちだとか負けだとかは(本来は)ないんです。

ただ、人生の逆境やトラブルにおいて、

負けたとするか、

まだ、負けてないとするか

は、私たち自身で選べることでもあるのです。

僕は、何を選ぶのか

僕は自分を前向きにしてくれるこの言葉が、とても好きです。

 

 

さて、映画「サマーウォーズ」はこの他にもたくさんの魅力が詰まっています。

一介の高校生が世界的危機を救う、ヒーロー物語としての側面だけでなく、そこに絡めた主人公「健二君」と「夏希先輩」の恋模様、また危機的状況を通じての家族の愛や人との絆などが、時にコミカルに、時に感動的に描かれています。
数々の「名言」もこの映画の魅力の一つです。

今、世界的なパンデミックの中で、人と人との距離が離れられざるを得ない状況だからこそ、「家族愛」や「絆」を思い出させてくれるこの作品、まだの方は、是非ご覧になってみてください。

 

我々人類は、「まだ、負けてません」よ。笑

 

え・・・・?
「負けてない」のと、「執着」って違うのか・・・?ですって?

 

・・・・・・・・・

・・・長くなるから・・・また、今度・・・・。

 

では、今日はこの辺で。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Salut!

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