こんにちは、村松いさお です。

僕たちは、様々な出来事を通じて、様々な感情を感じて生きています。
感情は、潜在意識の領域なのですが、ゲシュタルト療法やそれを元にした再決断療法という、心理療法では、
感情=身体反応(感覚)
として捉えています。
なぜかというと、それぞれの感情に「怒り」や「悲しみ」などの名前が出来る前から、僕たちは本能的に感情を感じており、それは「身体反応(感覚)」だからです。
昨日友達がマンモスにやられて亡くなってしまった・・・
目から涙がでるし、空虚な感覚になるし、嗚咽も漏れる → これが「悲しみ」か
真っ暗な暗闇の草原を歩いていて、いつどこから虎や狼に襲われてもおかしくない・・・
手に汗はにじむし、なんだか身体は熱くなるし、お腹の当たりがキュッとする
→ これが「恐れ」か
という具合に、感情とは、身体反応に名前が付いたものです。
そして、実は感情には、ホンモノの感情とニセモノの感情があります
え?ニセモノの感情・・・?
そうです。まぁ、あまり名称はよくありませんが、「ニセモノ」の感情です。
嬉しい、悲しい、恨み、後悔、焦り、嫉妬、期待、恥などなど、名前が付いた感情は、沢山ありますが、その中でホンモノ感情は
:恐れ(不安も恐れに入ります)
:悲しみ
:腹が立つ(怒り)
:嬉しい(喜び)
の4つだけです。(好嫌は微妙なライン)
他の感情は、ニセモノ感情です。
あ、いや、ニセモノというと誤解がありますが、ニセモノ感情=「ホンモノ感情の組み合わせ」なのです。
そういえば、僕は昔バーテンダーだったのですが、カクテルのベースで、「ジン・ウォッカ・テキーラ・ラム」などのホワイトリカーは「4大ベース」と呼ばれてますね。
ホンモノ感情がベースだとしたら、ニセモノ感情は、それらを様々に組み合わせたカクテルのようなものでしょうか。(すげー濃いけど)
例えば、
後悔=悲しみ+怒り でしょうし、
嫉妬=怒り+恐れ+ちょっと悲しみ でしょうか。
期待=喜び+恐れ(不安) になりますね。
このように、先の4感情が「ホンモノ感情」で、その他はそれらをブレンドした「ニセモノ感情」なのです
なので、怒りや恐れ、悲しみ、喜びは動物にも見られます。
つまり、ホンモノ感情=身体反応(感覚)というわけです。
さて、ここからがすげーーーー大事なのですが、
良く心理学で「感情消化が大事」って言われるのですが(え?聞いたことないですって・・ショボーン(´・ω・`) )、
ホンモノ感情(怒り、悲しみ、恐れ、喜び)は、
ちゃんとその感情を感じきると「消化」されます。
(アメリカの神経解剖学者 ジル・ボルト・テイラー女史によれば、90秒くらい)
逆に、ちゃんと感じてあげないと消化されず、心の奥底(潜在意識領域)に抑圧され、蓄積されていきます。
これに対して、「ニセモノ感情」の方は、その感情を感じても「消化されません」
なので、
怒りや悲しみは、それを感じてあげると治まって来るのに対して、恨みや嫉妬は感じても治まらない(むしろ、強まることすらある)。
だから、ずーーっと怒っている人、ずーーっと悲しんでいる人はほとんどいない。
え?近所のあのオバサンは、いっつも機嫌悪いし、怒っているよ?ですって・・・?
そのオバサンが誰かはわかりませんが、それは
「怒り」や「悲しみ」を感じきれてないので、それが頭の中で反芻して繰り返しているだけ
なんです。
ところが、ニセモノ感情はずーーっと続くので、人によっては
「私を捨てた元彼を10年ずっと恨んでいる」
「片思いの彼を獲ったアイツに、嫉妬がおさまらない」
「甲子園準決勝で三振した、あの日を20年たった今でも後悔している」
「皿割ったくらいで、私を斬ったアイツ、絶ユル!300年も皿数えてます!」
という、「なんですか?演歌ですか?演歌の世界ですか?」みたいなことが起きるわけです。
だから、ニセモノ感情の場合は、ブレンドされいるベースとなる「ホンモノ感情」が何なのか見極めて、それぞれに対して「感情消化=感情を感じきる」をやってあげると、ちゃんと消化されていきます
なので、今度、誰かに嫉妬したり、憎んだり、後悔したり、皿を割ったりした際は、
「この感情ってなんだろう?ホンモノ感情の何がブレンドされているんだろう」
と、ちゃんと内観してあげて、それぞれに対してちゃんと「感じきって」みてください。(皿を割った時は、その前に片付けましょう)