自己否定・自己嫌悪

それ、別にあなたの全人格が否定されたわけじゃないから。

こんにちは

村松勇雄です



昔、僕、営業の仕事をしていたことがあってですね。

 

その当時、営業の仕事ですごい苦痛なことがあったんですよ。



その時の僕は人と話すのは嫌いじゃないんですけど、提案した商品や営業そのものを断られるのが、シンドかった。



営業やったことある方なら、一度は誰しも経験したことあると思うんですけど、小さな会社で、大勢の営業要員とかいるわけでもなく、またその時は、飛び込みとかもやってたので、とにかく、見込みのあるお客さんのところに「アポなしでもいけ!」ということもあってですね。

 

やっぱり、断られるわけですよ。当たり前だけど。

 

それで、やんわりと断ってくれればいいんですけど、

 

こっちは、お仕事の途中に、言わば「お邪魔しまーす」とやっているわけですから、露骨に嫌がられることもあるし、時には罵声を浴びることもあるわけで。



まー、たぶん、やり方が悪かったのもあったと思うし、もう少し、色々勉強すれば良かったんでしょうけど、その時は、とにかくやるしかないみたいな感じで行ってました。

 

それで、おもっクソ断られる。

 

そうなると、当然

 

凹むわけで。

 

「あー、俺、向いてないなー」とか

 

「俺、ダメだわー」とか

 

「あそこまで、言わなくてもなー」とか。

 

んで、そうなると、当然、恐れが生まれるし、嫌な思いするし、やりたくなくなるので、

 

「飛び込み営業に行かなくてもいい理由」

 

を脳内で、作るわけで。

 

ええ、そりゃ、見事な「一見、すんごい正当的な理由」を付けるわけです。
その時の、クリエイティブな才能って、人間すごいなーと思います。



そんな風に「飛び込み営業怖い病」で悩んでた時代があったんですけど、

今なら、当時の自分に言ってあげたい言葉あってですね。

 

それは、




「え?別にそれ、お前の全人格否定されたわけじゃないじゃん」



ということ。



これ、とあるナンパ師の方から聞いた言葉でして。

(※ナンパの是非はともかく、ナンパ師の方は、めちゃくちゃ心理学を勉強してる方もいらっしゃいます。その点は、すごいと思う。)



今ならすごい良くわかる。



**********************************



例えば、職場で

例えば、学校で

例えば、ネットの中で

例えば、仕事上で

例えば、友人関係で

例えば、路上で



誰かから、心無い言葉を言われたり、否定されたり、断られたり、評価を下げられたり、却下されたりすることがあるとして。

 

まぁ、その正当性や、それが合ってる間違ってるはともかくとしてですよ。

 

落ち込んだり、凹んだり、自己嫌悪したりするじゃないですか。

 

人間だもの。



でも、ですね。

 

あなたを否定したり、却下したり、断ったり、誹謗したりという人たちは、




あなたの一側面だったり、

あなたの提案の一つだったり、

あなたの持ってきた商品だったり、

あなたの一つの意見だったり、

あなたのその時の言葉だけだったり、

あなたの所属している場所だけだったり、

あなたのやり方の一つだけだったり

あなたの一部分だけだったり



するものを否定したり、却下したり、拒絶したりするだけで、



あなたという人そのものや、あなたの人格全てを否定しているわけではないということです



でも、僕たちは、それを聞いて、ついつい



自分そのものが否定された



と大きな誤解をして、落ち込んだり、傷ついたりしてしまうことがある。



先ほどの、僕の飛び込み営業なら、

 

飛び込み営業という僕のやり方

 

僕の提案した商品や会社

 

その時のタイミングだったり、話術だったり

 

を否定されたのであって、僕の全人格や存在が否定されていたわけではないということです。



この考えを聞いた時には、僕も

「ああ、なんだ。別に自分が否定されたわけじゃないんだから、怖がる必要ないんだ」

 

という「思い込み」が外れて、心が軽くなりました。

 

それなら、やり方を変えるとか、言い方を変えるとか、考えを変えるとか、色々改善すればいいだけだもんね。



だから、あなたがもし、誰かから否定されたり、拒絶されたり、誹謗中傷されたりした時は、

 

「この人は、(私の)どの部分を、なにについて否定しているのだろう」

 

と、一瞬考えてみてはいかがでしょう。



多くの場合において、それは



あなたそのものではない。



そして、もし



「こいつ、私の全人格を否定して来やがった・・・!」



と感じた時には、



速やかにその場を離れ、可能なら、縁を切るか、距離をとるかしましょう。

 

それが難しい場合には、ま・・・なんだ・・・・



藁人形と五寸釘でも用意しましょう。





あなたの参考になれば幸いです。

 

では、この辺で。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました



Salut !!

 

-自己否定・自己嫌悪

© 2024 その 向こうの 景色 Powered by AFFINGER5