四面分析

 

四面分析は、「メンタルノイズ心理学🄬」において使われる、「叶えたいのに、なぜか叶えられない目標」や「達成したいのに、達成できないゴール」など、「目標達成」や「願望実現」などの場面で現れる、「潜在意識に潜む心理的なブロック・ブレーキ」を見つけるための簡単なセラピーワークです

 

私たちが悩むとき、そこには葛藤がある

 

私たちの悩みの多くは、得たい結果や目標、理想があるにも関わらず、なぜかそこに到達できない、得ることができない状態、つまり

 

やりたい・・・けど、できない

なりたい・・・けど、なれていない

得たい・・・けど、得ることができていない

 

このような時に、心の中で葛藤が生じ、悩みが生じます。

理想(ゴール)と現状(リアル)とのギャップから生じる二律背反的な状況の中にいる時、私たちはその理想(ゴール)を目指して、様々な手段を講じたり、方法を試したり、努力をすることで、そのゴールを手に入れようとするわけですが、もし、いくら頑張っても、色々努力しても、なぜかゴールが手に入らない時、そこには、もしかすると

 

心理的なブロック・ブレーキ

 

が隠れているのかもしれません。

 

叶わないのは、ブロックのせい

 

例えば、あなたがお腹が空いて、ご飯が食べたい時。

 

ご飯が食べたい → 料理をつくる・飲食店を探す

 

あるいは、京都に行きたいと思ったら

 

京都に行きたい → 電車やバスを使って京都に行く

 

などの行動を躊躇なく、スムーズに行うことができるでしょう。(ダイエット中や公共交通が苦手の方は別ですが・・・)
 

また、テレビを見たくて、リモコンを取る時にも
 
テーブルの上のリモコンを取りたい → リモコンを取ってテレビをつける

 

という行動も、すんなりと出来るはずです。

 

なぜなら、そこには心理的なブロックは働かないから。

 

しかし、例えば、もしあなたが過去に、高いところに登って、とても怖い思いをしたとします。

きっとあなたは、友人からのスカイツリーに登る誘いを断るでしょう。

 

あるいは、過去に大きな自動車事故に遭遇した場合、遠くの場所に行く際に、自動車に乗ることを躊躇してしまうかもしれません。

 

こうした、過去の出来事やそこに紐づいた感情やイヤな記憶、観念によって、行動やそれに伴う現実的な変化を邪魔するものを「メンタル・ブレーキ」や「メンタル・ブロック」と言います。

 

このブロックのやっかいなところは、ほとんどの場合、潜在意識下にあるため、自分で気がつくことがほとんど出来ない点にあります。

 

また、元になった出来事やその時の感情を忘れている場合も多く、大小様々な心理的な思い込み(観念・ビリーフ)が絡まっていることも少なくありません。

 

心理的なブロックを探すのが、四面分析

 

そうした、

 

やりたい・・・けど、できない

なりたい・・・けど、なれていない

得たい・・・けど、得ることができていない

 

といった葛藤の背後に隠れている、心理的なブロックを探すのに役立つのが四面分析です。

 

理想(ゴール)があるにも関わらず、現状(リアル)が中々変化しない時、そこには大抵の場合、

 

:理想(ゴール)に対するネガティブな想い・要素

・今の現状(リアル)に対するポジティブな想い・要素

 

が潜在意識下に隠れています。(繰り返しますが、潜在意識下なので、自分ではほとんど気づきません)

 

 

例えば、ダイエットがしたい(理想)のに、中々ダイエットが出来ない(現状)場合、もしかしたら

 

・ダイエットで痩せてしまうと、維持するのが大変だ

・ダイエットで痩せてしまうと、異性問題を引き寄せてしまうかも

 

などの、ネガティブな想い、要素があるのかもしれません。(理想のネガティブな面

 

あるいは、

 

・ダイエットが成功しなければ、毎日大変な思いをしなくて良い

・今のままでいれば、周りから期待されることがなく楽

 

などのポジティブな想いや要素が隠れているかもしれません。(現状のポジティブな面

 

このような、

 

現状(リアル)から理想(ゴール)に進む際に邪魔となっている、潜在意識に隠された心理的ブロック(ブレーキ)をあぶり出すのが、四面分析の大きな特徴です。

 

ブレーキを外せば、前に進める

 

自動車の運転を想像してみてください

 

あなたが、ゴールに向けて自動車を走らせようとする時、アクセルと同時にブレーキを踏んでいれば、自動車は中々思うように進まないでしょう。

 

しかし、ブレーキを(安全の内に)緩めてあげれば、アクセルの強さに合わせて、自動車はすんなりと進むはずです。

 

心の中でも、同じことが起きています。

 

得たい理想(ゴール)があるのに、中々現状(リアル)が変化しないのは、どこかに心理的なブレーキを踏んでいるから。

 

「一体何が、自分のブレーキになっているのか」

 

それを特定することが出来れば、あとは緩める、あるいは外すこともできるようになり、ゴールに向けて、現状が変化していくでしょう。(実際、四面分析を行いブレーキをがわかっただけで、現状が変わった方もいます)